独自の CGI や SSI、PHP を利用するには

JCA-NET の Web ページでは、CGI、SSI、PHP (PHP4) がつかえます。

公式サポート CGI を使うには特別な設定はいりませんが、自分で CGI をインストールしたり、ページ中で SSI や PHP を使うときは、 .htaccess というファイルを記述してアップロードする必要があ ります。


手順

  1. CGI をインストールしたり、SSI や PHP をつかったページを置 いたりするディレクトリをつくります。
    このディレクトリは、Web によるアクセスができる場所 (個人用 Web サイトであれば public_html ディレクトリの中) でなければ なりません。
    ディレクトリ名は、CGI の場合は cgi-bin とか cgi とかにするのが 一般的ですが、とくにきまりがあるわけではありません。

    注意
    • 個人 Web サイト以外の場所 (URL のパス名に「~」がつかない 場所) に CGI をインストールすることは、お勧めしません。 こういった場所では、CGI で作成したデータがほかのひとの CGI の 誤動作などで書き換えられたり、非公開にしていたデータが見えて しまったりする可能性があります。
      CGI は、できるだけ 個人 Web サイト にインストールすることをおすすめします。


  2. .htaccess ファイルを記述し、1. でつくったディレクトリにアップロード します。 .htaccess に記述した設定は、.htaccess をアップロードしたディレクトリ 下 (サブディレクトリ内もふくむ) で有効になります。
    • ファイル名の最初の「.」を忘れないようにしましょう。

    .htaccess の記述のしかたは、後の「
    .htaccess ファイルの書き方」を 参照してください。

  3. ディレクトリ内に、CGI や、SSI や PHP を使って書いたページをアップロード します。

  4. 必要なら、CGI を呼び出すフォームの HTML ファイルを作成してアップロード します。
    このファイルは、1. で作ったディレクトリの中にアップロードしなくても かまいません。

.htaccess ファイルの書き方

.htaccess ファイルには、つぎのようなものを書きます。

これらの記述による設定は、.htaccess ファイルのあるディレクトリ下 (サブディレクトリも含む) で有効です。

Options

そのディレクトリ内での基本的な設定を書きます。つぎのような書式です。

Options オプション オプション...

オプション にはつぎのようなものがあります。複数のオプションを書く ときは、半角空白で区切ります。

Indexes
index.html ファイルがないとき、ディレクトリ内のファイル一覧 を表示する。
-Indexes
index.html ファイルがないとき、ディレクトリ内のファイル一覧 を表示しない
ExecCGI
CGI を使う。XXXX.cgi という名前のファイルを CGI として 使えるようになる。
Includes
SSI を使う。XXXX.shtml という名前のファイルで SSI を使える ようになる。

いずれのオプションも書かないときは

Options None
と書きます。

Options ExecCGI Includes -Indexes
CGI と SSI をつかう。ディレクトリ内容を見せないようにする。

CGI を使う場合の書き方

Options 行に ExecCGI オプション を加えると、XXXX.cgi という名前のファイルが CGI として動作するようになります。

XXXX.cgi 以外の名前のファイル (例えば XXXX.pl) も CGI として動作 させたいなら、下のような AddHandler 行を書き加えます。

AddHandler cgi-script .pl

Options ExecCGI
AddHandler cgi-script .pl
XXX.cgiXXXX.pl という名前のファイルを CGI として動作させる。

SSI を使う場合の書き方

Options 行に Includes オプション を加えると、XXXX.shtml という名前のファイルで SSI が使えるようになります。

XXXX.shtml 以外の名前のファイル (例えば XXXX.ssi) でも SSI を使いたい なら、下のような AddHandler 行を書き加えます。

AddHandler server-parsed .ssi

Options Includes
AddHandler server-parsed .ssi
XXXX.shtmlXXXX.ssi という名前のファイルで SSI が使える ようにする。

PHP を使う場合の書き方

特になにも設定をしなければ、XXXX.php という名前のファイルで PHP が使えます。

XXXX.php 以外の名前のファイル (例えば XXXX.phtml) でも PHP を使いたいなら、下のような AddType 行を書き加えます。

AddType application/x-httpd-php .phtml

Options Includes
AddHandler server-parsed .ssi
AddType application/x-httpd-php .phtml
XXXX.shtmlXXXX.ssi という名前のファイルで SSI が使えるようにする。 また、XXXX.phpXXXX.phtml という名前のファイルでは PHP が 使えるようにする。

その他の情報源

.htaccess を記述することで CGI/SSI/PHP が使えるようになります。 このあと、CGI をインストールしたり、SSI や PHP を使ってページを書いたり していくことになります。そういったときに役にたつ情報源を挙げておきます。

comp.www 会議室
Web ページ運営全般についての会議室です。参加するには JCA-NETユーザID が必要です。
日本PHPユーザ会
PHP に関する日本語のページです。PHP のマニュアルなどは、 ここで入手できます。