7.2 メッセージを 重複して 受け取らない ようにするには (重複オプション)

Mailman はメッセージの重複を完全に停められるわけではありませんが、 この機能はすこしは役に立つでしょう。 重複して受け取ってしまう主な原因としては、 送信者が「全員に返信」機能を使って、 メールをリストと個人の両方に送ってしまう、というものがあります。 こういったメッセージを受け取りたくない人のために、 Mailman では、あなたのアドレスが To: ヘッダや CC: ヘッダに入っていないか調べるように設定できます。 あなたのアドレスがこういったヘッダにあれば、 Mailman があなたにメッセージの控えを送らないようさせることができます。 つまり、あなたは元の送信者が送ったものだけを受け取り、Mailman が 変更を加えた (たとえばヘッダやフッタをつけたり、添付を取り除いたり、 といった) ものは受け取らないことになります。

これを Web インタフェースで有効にしたり無効にしたりするには:

  1. あなたの会員オプションページにログインします。 (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください。)
  2. ページの下のほうの 「重複したメールを受け取らないようにしますか?」 というセクションで、設定を好きなように変えます。

おなじドメインの複数のリストに登録しているのなら、 いちどにすべてのリストの設定を変えることもできます。 「全部変更」についてくわしくは、9.1 節を見てください。

これを電子メールインタフェースで有効にしたり無効にしたりするには:

  1. set duplicates on または set duplicates off というコマンドを書いたメールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます。 (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください。)

  2. 「on」にすると、あなたに送られたものの控えも送られます。 「off」にすると重複したものが送られないようになります。