メールが送れない

　「メールの受信はできるけれど、メールの送信ができない」という問い合わせがよくあります。
　こうしたトラブルのほとんどは、次の3つのいずれかにあてはまります。

• プロバイダーが「OP25B」を設定している場合の問題
• メールソフト設定のミス
• 送信時の認証の問題

要チェック!! 最近流行りの「OP25B」
　使っているプロバイダーのアドレスでメールを送ることができるのに、JCA-NETのメールアドレスでメールを送信することができない、という現象なら、たいていこのトラブル、つまり「OP25B」です。
　「OP25B」という暗号めいたコトバは、「Outbound Port 25 Blocking」の略で、「25番での接続を禁止します」という意味です。この暗号めいたコトバの説明は後回しにしましょう。このケースでは電子メールソフトの送信設定を変更しなければなりません。
　「OP25B」が原因の場合、メールソフトの設定を参照して電子メールソフトの設定を変更してください。

　さて、どうして「OP25B」などというトラブルが発生するようになったのかを簡単に説明しましょう。
　実は、インターネットではずっと前から「電子メールは25番で接続」というルールがありました。ですから、ほとんどの電子メールソフトは「25番」という番号を使って電子メールを送信しようとします。
　ところが、不心得者がこの「25番」を使って電子メールを悪用するようになったため、「ウチが用意するメールサーバを使った送信は25番でいいけれど、ヨソのメールサーバに接続するときは25番を使うのを禁止」という方法を使うプロバイダーが多くなってきました。最近では、ほとんどのプロバイダーが「25番での接続を禁止」、つまり「OP25B」を採用しています。
　そのため、これまでJCA-NETの電子メールサーバーを使っていた人が続々とこの制限に引っかかって「メールが送れない!」と悲鳴をあげているのです。

メールソフトの設定
　よくあるトラブルのひとつです。何かの拍子にメールソフトの設定が変わってしまってメールソフトが送れなくなるということがあります。
　メールソフトの設定を参照して正しい値を設定してください。
　
送信時の認証
　メールサーバを使う場合には「認証」と呼ばれる操作が必要です。通常、メールソフトが自動的に認証を実行するのですが、メールソフトによってはJCA-NETの認証に対応していないものもあります。
　メールソフトの設定を参照して正しい認証動作を設定してください。