9.4 会員名簿 に 名前を出さない ようにするには (隠れオプション)

なんらかの理由で会員名簿に自分の電子メールアドレスを出したくないのなら、 隠すこともできます。

おもな理由のひとつに、受信者の承諾を得ずに大量に送られる電子メール (スパム) の防止があります。 初期状態では、会員名簿のアドレスは、スパム送信先アドレス収集ソフトウェア から隠すためにぼやかしてあります。 これでは不十分だと思うのなら、案内ページや電子メールコマンドで 取得できる会員名簿からあなたのアドレスを消してしまうのが簡単です 2。 (なお、このようにしても、リスト管理者はあなたのアドレスを見ることができます。) スパムに対して Mailman ではどんな対策ができるかについてくわしくは、 10.2 節を見るとよいでしょう。

この設定を Web インタフェースで変えるには:

  1. あなたの会員オプションページにログインします。 (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください。)
  2. 「会員リストにあなたを出さないようにしますか?」 というセクションへ行きます。 名簿に名前を載せないときは「はい」、 載せるときは「いいえ」を選びます。

この設定を電子メールインタフェースで変えるには:

  1. set hide on または set hide off というコマンドを書いたメールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます。 (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください。)

  2. あなたの電子メールアドレスを会員名簿で隠すのなら「on」、 隠すのをやめるのなら「off」にします。



... 取得できる会員名簿からあなたのアドレスを消してしまうのが簡単です2
[訳注] 会員名簿を会員や管理者以外に公開していないメーリングリストで、 他の会員が十分信用できるのなら、 スパム防止のために会員名簿からアドレスを消す必要はないです。