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会議室を使う

Netscape Communicator は、インターネットを利用するためのいくつかの機能の集合です。会議室を使う機能は「Netscape Collabra」と呼ばれています。

参考:
Web ページを見る機能は「Netscape Navigator」です。

注意
ここでの説明は、「詳細な設定」の項での説明にそってあなたの Netscape Communicator が設定されていることを前提にしています。
まずはじめに、この説明にしたがって設定をしてから、以下の説明を見てください。


会議室の使い方を、

の順で説明します。

Collabraを起動する

(1) Netscape Communicator を起動する

デスクトップに Netscape Communicator のアイコン Netscape Communicator があるので、これをマウスでダブルクリックします。

(2) Collabra を起動する

メニューの [Communicator]-[Collabra ディスカッション グループ] を選択します。すると、[Netscape メッセージ センター] ウィンドウが開きます。

[news.jca.apc.org] の左にある [+] をクリックします。

[Netscape ユーザー プロンプト] ウィンドウが開きます。

あなたの JCA-NET ユーザ ID を入力して、[OK] をクリックします。

[パスワードの入力] ウィンドウが開きます。

あなたのパスワードを入力して、[OK] をクリックします。

購読したい会議室を選ぶ

はじめて会議室を使うときは、自分が購読したい会議室を選ばなければなりません。

[Netscape メッセージ センター] ウィンドウの上の方に、いくつかのアイコンが表示されています。この部分を「ツールバー」と呼びます。

ツールバーの [ディスカッション グループを追加] ボタンをクリックします。すると、[Communicator: ディスカッション グループを購読します。] ウィンドウが開きます。

[ディスカッション グループ名] には、JCA-NET で運営されている会議室の一覧が表示されています。表示されないときは、[グループを得る(G)] をクリックします。

会議室の名前は、階層構造になっていることがあります。たとえば comp というグループの左の [+] をクリックすると、comp.generalcomp.www という会議室名が現れます。

購読したい会議室を選び終わったら、[OK] をクリックします。すると、[Netscape メッセージ センター] ウィンドウに戻ります。

参考
購読する会議室を追加するときや、購読をやめるときは、ツールバーの[ディスカッション グループを追加] ボタンをクリックして、以上の操作をすれば、できます。

会議室の記事を一覧する

[news.jca.apc.org] の左の [+] をクリックします。

[Netscape ユーザー プロンプト] ウィンドウが開きます。

あなたの JCA-NET ユーザ ID を入力して、[OK] をクリックします。

[パスワードの入力] ウィンドウが開きます。

あなたのパスワードを入力して、[OK] をクリックします。

このパスワードは、あなたの JCA-NET ユーザ ID とセットになっているパスワードです。

*パスワードは、必ず「半角英数字」で入力してください(全角文字は不可)。

参考:
パスワードを入力すると、ウィンドウの中には入力した文字数の * が表示されます。入力をミスした場合は * を削除して、もう一度入力しなおしてください。

注意
パスワードがそのままウィンドウに表示されないのは、他の人に見られないようにするためです。あなたのパスワードはあなただけが知っていて、あなただけが使うようにしてください。これはインターネットを使う上での基本原則の一つです。

パスワードの入力が終わったら [OK] ボタンをクリックします。

購読している会議室の一覧が表示されます。

読みたい会議室名をダブルクリックします。すると、[Netscape ディスカッション] ウィンドウが開きます。

読みたい記事の内容を表示する

ウィンドウの中の大きな2つの枠のうち、上の枠が「件名」リストです。今までに投稿されたすべての記事の「件名」が表示されています。

太い文字で表示されている記事は、あなたがまだ読んでいない記事です。

青地に白文字になっている記事は、その内容が下の大きな枠の中に表示されます。内容表示スペースが狭い場合は、ウィンドウの下辺を広げてください。また、右側にスクロールバーが表示されるので、これを使って内容をスクロールすることもできます。

また、上下の矢印キー([↑] [↓])で、表示する記事を順次変更することができます。読みたい [件名] をマウスでクリックして、その記事を表示することもできます。

記事は階層構造 (スレッドといいます) になっています。ある記事に対してコメントや返事の記事を書くと、スレッドに追加されます。新しい記事を書いて投稿すると、その記事はほかの記事のスレッドには追加されず、「件名」リストに単独の記事として表示されます。

「件名」リストの 左に [+] がついているのが、スレッドになっている記事です。[+] をクリックすると、スレッドに含まれる記事の一覧を見ることができます。

新しい記事を書いて投稿する

(1) 「作成」ウィンドウを開く

ツールバーの左から2番目のアイコン [新しいメッセージ] ボタンです。これをクリックします。

[作成]ウィンドウが開きます。

(2) [グループ] に会議室名を入力する

[メッセージの作成] ウィンドウの上の方に、[BCC:] ボタンと [グループ:] ボタンがみえます。[グループ:] の右に表示されている会議室以外の会議室に記事を投稿したいときは、キーボードから会議室名を、「半角英数記号」で入力します(全角文字は不可)。

参考:
複数の会議室に同じ内容の記事を投稿したい場合は、会議室名を入力した直後にリターンキーを押します。下の行にもうひとつ [グループ:] ボタンが表示されて、次の会議室名を入力することができます。

参考:
[宛先/CC:/BCC:/グループ:/返信先/フォロー先] 会議室に投稿された記事は、会議室を購読しているひとみんなに読まれます。記事を会議室に投稿するだけでなく特定のひとに電子メールでも送りたい場合は、 [グループ] ボタンをクリックします。
右のようなプルダウンメニューが表示されるので、[宛先] を選択して、その右に相手のメールアドレスを入力します。

(3) [件名] を入力する

[件名] 欄の右側にある四角い枠の中をマウスでクリックします。文字入力カーソル(I)が点滅しているのが確認できたら、キーボードから「件名」を入力します。

「件名」には全角文字も半角文字も使うことができます。

参考:
○付数字や半角カタカナはインターネットでは使いません。これらの文字は「文字化け」の原因になります。メールを受け取ってもまったく読めないということになりかねません。
参考:
「件名」には、その記事の内容を簡潔に表示してください。記事を読む人は、複数の記事の [件名] リストの中から、読みたい記事を探します。内容とあまりかけ離れた「件名」をつけると、読み飛ばされてしまうかもしれません。

(4) 記事の本文を書く

[件名] の下の大きな枠の中でマウスをクリックし、文字入力カーソルを表示します。 メールの本文には全角文字も半角文字も使うことができます(○付数字や半角カタカナは使ってはいけません)。

参考:
本文の文字数などの制限はありません。また、会議室は電子メールに比べると長い記事を書いてもあまり迷惑になりません。会議室は多くのひとが読んでいるのですから、あまり省略しすぎるとうまくコミュニケーションができません。会議室では、内容の理解の「すれちがい」ということがよく起きます。たいていは省略のしすぎが原因なので、注意してください。

(5)記事を投稿する

会議室名と件名、本文の入力が終わったら、もう一度会議室名を確認してください。入力ミスはありませんか? ついでに本文と件名の「変換ミス」などもチェックします。 OKだったら、[作成] ウィンドウのツールバーのいちばん左のアイコン をクリックします。

記事が投稿されて、[作成] ウィンドウが閉じます。

参考:
あなたが投稿した記事は、会議室でみんなが読めるようになると同時に、あなた自身にも電子メールで送られるように設定されています。これで、いつどこの会議室にどんな記事を投稿したかが、確認できます。
ほかのひとが投稿した記事は、電子メールで送られてはきません。あなたの記事へのコメントや新しい投稿は、会議室を開いて読みます。

記事にコメントを書いて投稿する

会議室では、読んだ記事の内容をそのまま引用してコメントや意見を書くのが習慣になっています。こうすれば、コメントを読む人が、以前投稿された記事を探し出して内容を確認する必要がありません。

(1) コメントを書きたい記事を、表示しておく。

「読みたい記事の内容を表示する」で説明した通りにして、コメントをつけたい記事を画面に出しておきます。

(2) ツールバーの左から3番目にある [返信] ボタン[返信]をクリックする。

プルダウンメニューが表示されるので、[グループへ返信(G)] をクリックする。

表示している記事の内容を全文引用して、[作成] ウィンドウが開きます。

参考:
プルダウンメニューで [差出人へ返信(R)] をクリックすると、コメントは記事を投稿したひとだけに電子メールで送られます。会議室に投稿はされませんので、注意してください。

(3)会議室名を確認する。

[グループ] には、元の記事の会議室名が自動的に入ります。変更したいときや付け加えたいときは、「新しい記事を書いて投稿する」と同じ要領で投稿先の会議室名を入力します。

[件名] には、もとのメールの件名の前に「Re:」をつけたものが自動的に入力されています。これも変更することができますが、まったく関係ないことを書くのでないかぎり、変更しなくてもかまいません。

(4) 本文を入力して、投稿する。

引用された部分のすべての行頭には、「>」が付いています。コメント(返信)をつけたい行の後ろでリターンを入力して行間を空け、コメントを書きます。自由な位置にコメント(返信)を書き込むことができます。

ツールバーの [送信:] ボタンをクリックすると、送信されます。

読んだ記事を他の人に転送する

読んだ記事をそのまま他の人に電子メールで送りたいこともあります。たとえば、ある会議室を購読していないひとにある記事の内容を読んでほしい場合などです。

注意
会議室によっては、記事をほかへ転載することを禁止していたり、転載に制限を設けている場合があります。また、会議室の記事は多くのひとに公開されるものですから、書いたひとに 著作権 が発生する場合もあります。記事をほかへ転載するときは、会議室の運営方針を確認し、書いたひとの許可を得てからしてください。
JCA-NET のたいがいの会議室では、「この会議室の目的」というような件名の記事で、運営方針を説明しています。

(1) 転送したい記事の内容を表示しておく。

読みたい記事の内容を表示する」で説明した通りにして、返信を出したいメールを画面に出しておきます。

(2) ツールバーの [転送] ボタン転送をクリックする。

[作成] ウィンドウが表示されます。 [件名] には、もとのメールの件名に「Fwd:」をつけたものが自動的に入力されています。「Fwd:」は "forward" (転送) の略です。

(3) [宛先][本文] を入力して [送信] する。

[宛先] に転送したい相手のメールアドレスを入力し、[本文] を書きます。送信の操作は通常のメールと同じです。

参考:
ウィンドウ上には、「転送」される記事の内容は表示されません。転送される記事は、メールの本文とは別の「ファイル」として「添付」されているためです。見えなくてもちゃんと届きます。

Collabraを終了する

(1) メニューの [ファイル]-[終了] を選択する。

Collabra が終了します。

(2) 必要がなければ Navigator も、(1) と同じ操作で終了する。

必要なら、ほかの Netscape 関連のソフトウェア (Messenger など) も、おなじようにして終了させます。

参考:
電話回線とモデムでインターネットに接続している場合、CollabraやNavigatorを終了しても、システムによっては電話回線が接続されたままになっていることがあります。そのようなシステムを使っている場合は、電話回線の切断操作を必ず実行してください。


うまく会議室が使えるようになったでしょうか。

いきなり会議室に投稿して失敗するとはずかしいというひとは、まずtest 会議室 に投稿してみるといいでしょう。test 会議室は、会議室の投稿の練習をするための会議室なので、なにを書いてもかまいません。

ここに書いてあるとおりに動かない、というときは、前の詳細な設定のとおりに正しく設定されているかどうかを確認してみてください。

それでもだめなときは、JCA-NET サポートデスクへ連絡をとってください。

JCA-NET サポートデスク
東京都千代田区神田錦町 3-21 三錦ビル 3F
電話 03-3291-2875
ファクス 03-3291-2876
電子メール support@jca.apc.org (←とにかくメールの送信だけはできる、という場合は、ここをクリックするとメールが書けます)


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