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電子メールを使う

Netscape Communicator は、インターネットを利用するためのいくつかの機能の集合です。電子メールを使う機能は「Netscape Messenger」と呼ばれています。

参考:
Web ページを見る機能は「Netscape Navigator」です。

注意
ここでの説明は、「詳細な設定」の項での説明にそってあなたの Netscape Communicator が設定されていることを前提にしています。
まずはじめに、この説明にしたがって設定をしてから、以下の説明を見てください。


電子メールの使い方を、

の順で説明します。

Messengerを起動する

(1) Netscape Communicator を起動する

デスクトップに Netscape Communicator のアイコン Netscape Communicator があるので、これをマウスでダブルクリックします。

(2) Messageger を起動する

メニューの [Communicator]-[Messenger メールボックス] を選択します。すると、Messengerのウィンドウが開きます。

新しいメールを書いて送信する

Messengerのウィンドウの上の方に、いくつかのアイコンが表示されています。この部分を「ツールバー」と呼びます。

ツールバーのアイコンの上にマウスカーソルを移動すると、飛び出したボタンになることを確認してください。これらのボタンで、いろいろな機能を利用します。

(1) 「電子メールの作成」ウィンドウを開く

左から2番目のアイコン [新規メッセージ] ボタンです。これをクリックします。

[メッセージの作成]ウィンドウが開きます。

(2) [宛先] のメールアドレスを入力する

[メッセージの作成] ウィンドウの上の方に、[BCC] ボタンと [宛先] ボタンがみえます。キーボードからメールを送る相手のメールアドレスを、「半角英数記号」で入力します(全角文字は不可)。入力した文字が [宛先] ボタンの右側に表示されます。

参考:
複数の人に同じ内容のメールを送りたい場合は、アドレスを入力した直後にリターンキーを押します。下の行にもうひとつ [宛先] ボタンが表示されて、次のアドレスを入力することができます。

(3) [件名] を入力する

[件名] 欄の右側にある四角い枠の中をマウスでクリックします。文字入力カーソル(I)が点滅しているのが確認できたら、キーボードから「件名」を入力します。

「件名」には全角文字も半角文字も使うことができます。

参考:
○付数字や半角カタカナはインターネットでは使いません。これらの文字は「文字化け」の原因になります。メールを受け取ってもまったく読めないということになりかねません。
参考:
「件名」には、そのメールの内容を簡潔に表示してください。メールを受け取った人は、複数のメールの [件名] リストの中から、読みたいメール探します。内容とあまりかけ離れた「件名」をつけると、読み飛ばされてしまうかもしれません。

(4) メールの本文を書く

[件名] の下の大きな枠の中でマウスをクリックし、文字入力カーソルを表示します。 メールの本文には全角文字も半角文字も使うことができます(○付数字や半角カタカナは使ってはいけません)。

参考:
本文の文字数などの制限はありません。でも、できるだけ簡潔に書くのが電子メールでの礼儀になっています (あまり長いメールをたびたび送ると、相手にたくさんの接続料金を負担させることになりますね)。「手紙」よりも「はがき」に近いと考えればいいかもしれません。でも、あまり省略しすぎるとうまくコミュニケーションができません。電子メールでは、内容の理解の「すれちがい」ということがよく起きます。たいていは省略のしすぎが原因なので、注意してください。

(5)メールを送信する

宛先と件名、本文の入力が終わったら、もう一度宛先を確認してください。入力ミスはありませんか? ついでに本文と件名の「変換ミス」などもチェックします。 OKだったら、[メッセージの作成] ウィンドウのツールバーのいちばん左のアイコン をクリックします。

メールが送信されて、[メッセージの作成] ウィンドウが閉じます。

参考:
あなたが送信したメールは、「宛先」に送られると同時に、あなた自身にも送られるように設定されています。これで、いつ誰にどんな内容のメールを送ったかが、すぐに分かります。

メールを受信する

メールが送信されると、Messengerの最初のウィンドウに戻ります。

さっそく、今送信したばかりのメールが、あなたあてにも配信されていることを確認してみます。

(1) [取り込み] ボタンをクリックする

ツールバーのいちばん左側にある[取り込み] ボタン [取り込み] をクリックします。

[パスワードの入力] ウィンドウが開きます。

(2) あなたのパスワードを入力する

キーボードから、あなたのパスワードを入力してください。

このパスワードは、あなたの JCA-NET ユーザ ID とセットになっているパスワードです。

*パスワードは、必ず「半角英数字」で入力してください(全角文字は不可)。

参考:
パスワードを入力すると、ウィンドウの中には入力した文字数の * が表示されます。入力をミスした場合は * を削除して、もう一度入力しなおしてください。

注意
パスワードがそのままウィンドウに表示されないのは、他の人に見られないようにするためです。あなたのパスワードはあなただけが知っていて、あなただけが使うようにしてください。これはインターネットを使う上での基本原則の一つです。

パスワードの入力が終わったら [OK] ボタンをクリックします。

あなた宛に送られてきた電子メールが読み込まれ、ウィンドウ上にその「件名」リストが表示されます。

参考:
パスワードを間違えると、正しいパスワードの入力を求めるウィンドウ

が表示されます。パスワードを確認して、もう一度入力します。
正しいパスワードが入力されない限り、メールの読み込みは実行されません。

読みたいメールの内容を表示する

ウィンドウの中の大きな2つの枠のうち、上の枠が「件名」リストです。今までに受信したすべてのメールの「件名」が表示されています。

太い文字で表示されているメールは、あなたがまだ読んでいないメールです。

青地に白文字になっているメールは、その内容が下の大きな枠の中に表示されます。内容表示スペースが狭い場合は、ウィンドウの下辺を広げてください。また、右側にスクロールバーが表示されるので、これを使って内容をスクロールすることもできます。

また、上下の矢印キー([↑] [↓])で、表示するメールを順次変更することができます。読みたい [件名] をマウスでクリックして、そのメールを表示することもできます。

受信したメールの返事を書いて送る

電子メールでは、受け取ったメールの内容をそのまま引用して返信を書くのが習慣になっています。こうすれば、返信を受け取った人が、以前出したメールを探し出して内容を確認する必要がありません。

(1) 返信を出したいメールを、表示しておく。

「メールを受信する」で説明した通りにして、返信を出したいメールを Messenger の画面に出しておきます。

(2) ツールバーの左から3番目にある [返信] ボタン[返信]をクリックする。

プルダウンメニューが表示されるので、[差出人へ返信] をクリックする。

表示しているメールの内容を全文引用して、[メッセージの作成] ウィンドウが開きます。

参考:
プルダウンメニューで [差出人とすべての受取人へ返信] をクリックすると、受信したメールが同時に複数の人に配信されている場合、これらの人すべてにも返信を送ることができます。

(3)[宛先] を入力する。

[宛先] には、元のメールの差出人のアドレスが自動的に入ります。変更したいときや付け加えたいときは、「新しいメールを書いて送信する」と同じ要領で宛先のアドレスを入力します。

[件名] には、もとのメールの件名の前に「Re:」をつけたものが自動的に入力されています。これも変更することができますが、まったく関係ないことを書くのでないかぎり、変更しなくてもかまいません。

(4) 本文を入力して、[送信] する。

引用された部分のすべての行頭には、「>」が付いています。コメント(返信)をつけたい行の後ろでリターンを入力して行間を空け、コメントを書きます。自由な位置にコメント(返信)を書き込むことができます。

ツールバーの [送信]/ ボタンをクリックすると、送信されます。

受信したメールを他の人に転送する

受け取ったメールをそのまま他の人に送ることも、電子メールではよく行います。

(1) 転送したいメールの内容を表示しておく。

「メールを受信する」で説明した通りにして、返信を出したいメールを Messenger の画面に出しておきます。

(2) ツールバーの [転送] ボタン転送をクリックする。

[メッセージの作成] ウィンドウが表示されます。 [件名] には、もとのメールの件名に「Fwd:」をつけたものが自動的に入力されています。「Fwd:」は "forward" (転送) の略です。

(3) [宛先][本文] を入力して [送信] する。

[宛先] に転送したい相手のメールアドレスを入力し、[本文] を書きます。送信の操作は通常のメールと同じです。

参考:
ウィンドウ上には、「転送」されるメールの内容は表示されません。転送されるメールは、メールの本文とは別の「ファイル」として「添付」されているためです。見えなくてもちゃんと届きます。

Messengerを終了する

(1) メニューの [ファイル]-[終了] を選択する。

Messenger が終了します。

(2) 必要がなければ Navigator も、(1) と同じ操作で終了する。

必要なら、ほかの Netscape 関連のソフトウェア (Collabra など) も、おなじようにして終了させます。

参考:
電話回線とモデムでインターネットに接続している場合、MessengerやNavigatorを終了しても、システムによっては電話回線が接続されたままになっていることがあります。そのようなシステムを使っている場合は、電話回線の切断操作を必ず実行してください。


うまくメールの送受信ができるようになったでしょうか。

他人に電子メールをおくるのはちょっとはずかしいというひとは、まず自分におくってみるといいでしょう。これでうまく送信、受信ができれば成功です。

ここに書いてあるとおりに動かない、というときは、前の詳細な設定のとおりに正しく設定されているかどうかを確認してみてください。

それでもだめなときは、JCA-NET サポートデスクへ連絡をとってください。

JCA-NET サポートデスク
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